学生による授業改善アンケート分析結果

この分析結果や調査票などを引用される場合には、まで、ご一報いただきたい。

調査日

調査内容

Q1. 話し方は明瞭で聞き取りやすかった
Q2. 授業の中で重要なポイントをはっきり示してくれた
Q3. 授業では、学習意欲や興味が増すように工夫されていた
Q4. 授業の内容量はどうであったか
Q5. 授業の難易度はどうであったか
Q6. 授業内容は理解できたか
Q7. 授業は総合的に見て満足のいくものであった
Q8. 予習・復習・宿題など積極的に学習努力をした
Q9. 授業中は、集中して教員の話を聞いた
Q10. プロジェクタを利用した解説は理解を深めるために役立った

これらの質問について、強くそう思う、ややそう思う、どちらともいえない、あまりそう思わない、全くそう思わない、の5段階で評価を行った。ただし、Q4は、少なすぎる、やや少ない、ちょうどよい、やや多い、多すぎる、Q5は、易しすぎる、やや易しい、ちょうどよい、やや難しい、難しすぎる、とした。

集計

強くそう思う:5 〜 全くそう思わない:1
多すぎる:5 〜 少なすぎる:1 (Q4)
難しすぎる:5 〜 易しすぎる:1 (Q5)

回収数
情報科学: 29

要約統計量

情報科学                           N  平均値 標準偏差 最小値 最大値
-------------------------------------------------------------------
Q1      聞き取りやすかった        29   4.897    0.310  4.000  5.000
Q2      ポイントが示されていた    29   4.655    0.484  4.000  5.000
Q3      意欲・興味が増した        29   4.483    0.785  2.000  5.000
Q4      内容量                    29   3.000    0.463  2.000  4.000
Q5      難易度                    29   3.069    0.704  1.000  4.000
Q6      理解度                    29   4.586    0.628  3.000  5.000
Q7      満足度                    29   4.828    0.468  3.000  5.000
Q8      学習努力をした            29   2.759    0.912  1.000  4.000
Q9      集中して聞いた            29   4.103    0.817  2.000  5.000
Q10     プロジェクタが役立った    29   4.828    0.468  3.000  5.000
-------------------------------------------------------------------

平均値のレーダーチャート

因子分析

因子負荷プロットは、次の通りである。

第1因子、第2因子の因子負荷プロット

Factor1 |                   |
        |                   |
    1.0 +                   |
        |                 > Q4
        |                   |> Q5
        |                   |
    0.5 +                   |
        |                   |             > Q9
        |                   |
        |                  >|Q3
    0.0 +-------------------+---------->-Q2------
        |                   |> Q7
        |                   |             > Q1
        |                   |         > Q10
   -0.5 +                   |
        |                   | > Q6
        |                   |
        |                   |
   -1.0 +                   |
        |                   |
        --+--------+--------+--------+--------+--
        -1.0     -0.5      0.0      0.5      1.0

                         Factor2

第2因子、第3因子の因子負荷プロット

Factor2 |                   |
        |                   |
    1.0 +                   |
        |                   |
        |                   > Q1  > Q9
        |                   > Q2
    0.5 +              > Q10|
        |                   |
        |                   |
        |                   |        > Q6
    0.0 +-------------------+-----Q7--Q3---
        |                 > Q4        Q5
        |                   |
        |                   |
   -0.5 +                   |
        |                   |
        |                   |
        |                   |
   -1.0 +                   |
        |                   |
        --+--------+--------+--------+--------+--
        -1.0     -0.5      0.0      0.5      1.0

                         Factor3

第1因子、第3因子の因子負荷プロット

Factor1 |                   |
        |                   |
    1.0 +                   |
        |                 > Q4
        |                   |         > Q5
        |                   |
    0.5 +                   |
        |                   |     > Q9
        |                   |
        |                   |             > Q3
    0.0 +------------------->-Q2-----------------
        |                   |        > Q7
        |                   > Q1
        |              > Q10|
   -0.5 +                   |
        |                   |        > Q6
        |                   |
        |                   |
   -1.0 +                   |
        |                   |
        --+--------+--------+--------+--------+--
        -1.0     -0.5      0.0      0.5      1.0

                         Factor3

• 第1因子
  Q4、Q5、Q6の因子負荷が高い。これらは、内容量、難易度、理解度についての項目である。内容量が多いと感じると難度も高く感じやすい。そして、それとともに理解度は下がる傾向にある。
• 第2因子
  Q1、Q2、Q9、Q10の因子負荷が高い。これらは、話し方、ポイントを示す、集中して授業を聞く、プロジェクタの項目である。Q1、Q2、Q10はプレゼンテーションに関する項目であり、うまくプレゼンテーションをすれば、学生は集中して授業を聞く傾向にある。
• 第3因子
  Q3、Q5、Q6、Q7の因子負荷が高い。Q7は総合的な満足度の項目であり、これと関連の深い因子と言える。Q3は、学習意欲に関する項目であり、興味が増すように工夫されていれば、満足度が高くなる傾向にある。また、内容量が多く難度も高くても、満足度は高くなるようである。